鬱病患者の大学院生

とりとめのない思考の掃き溜め。

通院のこと

昨日は通院日で、今日も外出した。
2日連続で、がっつり行動するのはやはりキツい。
今は疲労と倦怠感が酷くて、片頭痛も出ている。

さて、昨日の通院の話。
私の通っている病院は、大学のカウンセリングセンターから紹介された、大学の近くのところ。最初の1年くらいは月2、今は月1で通院中。自宅から大学はかなり遠い。当然自宅から病院も遠いわけで、長期休み中はとても不便。
でも、担当医はかなりしっかり話しを聞いてくれる良い医師だと思う。(鬱病になった当初から通っているので、他の医師は知らないけれど)

診察は一人15分で、完全予約制。診察内容は、近況報告して、症状の変化とか話して、必要なら薬を調整してもらって。日常生活に関するアドバイスや気持ちの持ち方も教えてくれるので、半分カウンセラーのような感じ。
人によっては時間オーバーすることもあって、予約なのに1時間待ちとかもザラ。まあ、話しをちゃんと聞いてくれるので不満はない。待ち時間はしんどいけど。

そんなわけで、遠いし待ち時間も長いけど、今のところ病院を変えるつもりはない。でも卒業した後もここに通うのは距離的にも時間的にも厳しい。それまでに、鬱病も卒業できてたら良いけどねー。まだ減薬もできてないし無理だろうな。

学校を治外法権にしないで

浜松日体高校の体罰事件。

モヤモヤするー - ひきこもり女子いろいろえっち
こちらのブログに、すごく納得した。一部を引用させて頂きます。(※空白行は詰めました)

えー、「体罰」なんて言葉使ってるけど、それ、「暴力」じゃん。
あざが残ったり血がでたりしなくても、一発だけでも人のカラダ叩いたら、それ、「傷害」じゃん。
「犯罪」じゃん。
なんで、それを、反対か賛成かとか、効果についていろいろ考えちゃうの?

私も体罰は紛れもない犯罪だと思う。体罰という言葉で、誤魔化しているだけ。学校という密室だから、黙認されてきただけ。
学校の外の世界で、無抵抗の相手を十数回も殴ったら、当然警察沙汰になるだろう。

いじめも同じ。侮辱され誹謗中傷され暴力を振るわれ心と身体に消えない傷を受けても、全て学校という密室で処理される。

体罰もいじめも、加害者が法的な罰を受けることはほとんどない。いじめなら注意程度で済まされる。体罰教師も、ほとんどは明るみに出ない。大抵は内部で握り潰される。今回のようにニュースになっても、せいぜい数ヶ月の停職や減給だ。加害者たちは依然として教育現場に居座り続ける。
体罰やいじめの加害者が法で裁かれるのは、被害者が自殺した場合だけだ。被害者はその命を絶たなければ、加害者を訴えることすら不可能に近いのだ。

学校という密室には、国家の法は及ばない。そんな治外法権は、もう終わりにしてほしい。

学校が社会のルールを教える場ならば、法を犯せば罪に問われるという当然のルールを適用すべきではないか?

台風一過。

台風一過…というには時間が経ち過ぎましたね。被災された方々が、一刻も早く日常に戻れますように。


さて、しばらくブログの存在を忘れていました。以前のエントリは常体で書いていたようですが、今はですます調の気分です。精神的に落ち着いているからでしょうか?
とはいえ、台風の時は大変でした。私の地方では幸いにも被害は少なかったのですが、低気圧と戦う数日間でした。低気圧だと鬱の症状が酷くなるのです。久しぶりに、鬱の底なし沼に落ちていました。
今は普通の鬱状態(←変な表現ですね)なのですが、台風の時との差で、非常に楽に感じます。

このブログは、自分の気持ちの整理と、文章のアウトプットの訓練のために始めました。以前は文章を書くのは苦にならなかったのですが、鬱になってからは考えをまとめてアウトプットするのに、物凄い労力が必要になったのです。発症時よりは随分マシになりましたが、レポート等を書くのは今も本当に大変です。
アウトプットは、最近某サイトでウェブライティングをしています。少しは考える必要がありますがレポート程ではないし、今の私には丁度良い負荷だと思います。お小遣い稼ぎにもなるので一石二鳥です。沢山は書けないので、本当に少額ですが。そんなことや、台風の前は比較的気分が安定していたこともあって、始めたばかりなのにブログを放置していました。
精神的に不安定なときは、アウトプットするだけで落ち着くこともあるので、ときどきですが書こうと思います。

今は気分は低空飛行ながら安定していますが、睡眠がめちゃくちゃです。授業が始まる前に夜寝て朝起きられるようにしないと、と焦っています。そして、焦るから寝られないという悪循環に陥っています…。
不眠は睡眠薬を飲んだからと言って解決するものではないんですよね。昼間の日光浴、ストレッチ、半身浴、ハーブティー、ホットミルク、漢方、その他にも不眠に効くというものは一通り試しましたが、精神的に落ち着いていなければ効果はほとんどありません。そもそも、鬱が酷いとそんなことできないし。
結局、布団に入ったら何も考えないのが一番だという結論に至ったのですが、何も考えないというのが一番難しいです…。

運転免許:私は欠格人間か?

運転免許。

私が住んでいるのは田舎なので、大学生の間に取る人がほとんどだ。私もそのつもりだったが、授業や部活、資格の試験等に忙殺されてタイミングを逃していた。そうこうするうちに鬱病になり、当然免許のことなど考える余裕は消え去った。

しかし今年の春頃から、ぼんやりとではあるが、再び免許のことを考えるようになった。運転できないと生活も不便な土地柄だし、研究のためにも免許はほしい。

主治医やカウンセラーにも、その頃に何度か相談した。カウンセラーは、鬱病で気力の萎えた私に免許を取得するという意志が芽生えたことを褒めてくれたし、主治医にも問題ないと言って頂いた。家族の許可も得た。(父は愛車に傷が付かないか心配していたがw)

周囲の反対は特に無かったものの、決断するまでには更に数ヶ月を要した。ちゃんと通えるか不安もあったし、院生活にもまだ慣れておらず、余裕がなかったからだ。


欠格事項。

話しは変わるが、欠格事項という名称は差別的だから法令上は廃止されたらしい。しかし、免許を取る際に適性相談を受けなければならない人がいる。ぼんやりと免許を取ろうかと考え始めた頃に、ネットや教習所の資料で調べた「適性相談が必要な人」の説明は、概ね以下の2種類があった。

  1. 病気を原因として又は原因は明らかではないが、意識を失ったことがある方
  2. 病気を原因として発作的に身体の全部又は一部のけいれん又は麻痺を起こしたことがある方
  3. 十分な睡眠時間を取っているにもかかわらず、日中、活動している最中に眠り込んでしまうことが週3回以上ある方
  4. 病気を理由として、医師から、免許の取得又は運転を控えるよう助言を受けている方

1〜3は、癲癇及びナルコプレシーを主に想定したものだろう。鬱病でこのような症状は普通あり得ない。4は、私の主治医は許可してくれたので問題ないと思われる。

○次に例示するような一定の病気等
・認知症
統合失調症
てんかん
・再発性の失神
・無自覚性の低血糖症
・そううつ病
・重度の眠気の症状を呈する睡眠障害睡眠時無呼吸症候群など)
・その他運転に支障のあるもの。

ここには鬱病は含まれていない。「そううつ病」という記述はあるが、躁鬱病鬱病は全く別個の病気だ。最後の「その他運転に支障があるもの」はやや気になるが、主治医が問題ないと言っているのだから支障はないだろう、というのが私の判断だった。

教習所への道

で、数ヶ月も悩んだ末に、ようやく教習所入所を決心した。しかし、書類を提出した矢先に、思わぬニュースを発見した。

車の運転に支障を及ぼす可能性のあるてんかん統合失調症などの病気の患者が、免許の取得や更新時に病状を虚偽申告した場合の罰則を新設(中略)
 病状の虚偽申告に関する罰則は「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」。
病状の虚偽申告に罰則 改正道交法が成立 - MSN産経ニュース

…は?病人は犯罪者扱いかよ!!
有り余る憤りはともかくも、罰金を取られた上に免許を取れないなどということになっては踏んだり蹴ったりなので、もう一度、今度は法令原文をしっかりと調べた。
道交法と関連する政令は一通り読み込んだが、冗長に過ぎるため、ここではごく一部のみ引用する。

3  法第九十条第一項第一号 ハの政令で定める病気は、次に掲げるとおりとする。
一  そううつ病(そう病及びうつ病を含み、自動車等の安全な運転に必要な認知、予測、判断又は操作のいずれかに係る能力を欠くこととなるおそれがある症状を呈しないものを除く。)
道路交通法施行令

「そううつ病(そう病及びうつ病を含み(以下略)」…躁鬱も躁も鬱も全く別々の病気だ。躁鬱病鬱病あるいは躁病に似た症状が出るが、だからといって鬱病と躁病を躁鬱病という言葉で括るなど、聞いたことがない。ついでに言えば、今は躁鬱病ではなく双極性障害と呼ぶのが一般的だ。
この法令を作成した人間の無知さに呆れるしかないが、残念ながら成立してしまった法律には従うしかない。

とりあえず、教習所入所は一旦保留にするしかなくなった。適性相談をしなければならないが、いきなり警察に行って病気というプライバシーを握られるのはリスクが高過ぎる。先に主治医にもう一度相談し、必要ならば運転可能という診断書を出してもらえることを確認したほうがいいだろう。適性相談はそれからだ。

そんなわけで、教習所への道のりはまだまだ遠い。