鬱病患者の大学院生

とりとめのない思考の掃き溜め。

はじめまして。

ブログというものを初めて書きます。


完全に自己満足の、自分のこころの中身を吐き出すためのブログですが、まずは自己紹介させて下さい。といっても、ほとんどタイトル通りなんだけど。


私は現在大学院生。私の学科は、ただでさえ潰しが効かないと言われる分野だ。就職が余計に難しくなるのは承知の上で、絶対に研究者になるという意志もなくて、それなのに院進学した理由は、鬱病


鬱病になったのは2年と少し前のこと。

私は昔から言葉や表情から他人の気持ちを汲み取るのがとても難しく、だから人間関係を築くのが下手だった。語弊があるかもしれないけど、多分私は所謂「アスペ」だと思う。

アスペルガー症候群」かは分からないけど、ネット上で良く言われるアスペ。


中学までは周りに馴染めず、色々あった。「色々」の詳細は書かない。というか書けない、精神的な理由で。

ともかくその「色々」は、私のこころに爆弾を落とした。一部はその時私のこころを荒らし、一部は不発弾のように不気味な沈黙を保ちつつ残った。


学部生のときに鬱病になった。きっかけは多分、些細なことの積み重ね。多かれ少なかれ皆が感じているようなストレスや不安や悩みが、積もり積もってこころの容量を溢れさせ、それだけではなく過去の記憶の誘爆を引き起こしたんだと思う。


キャリア相談センターで泣き出し、カウンセリングを勧められ、更に受診を勧められて鬱病の診断が下りるまで、なんだかとてもスムーズだった。他人事のようだった。

思考の気力なんてなく、ただ言われるままに、倦怠感と無気力の渦巻く身体を病院に運んだ。もう成人してるのに、親に付き添われて。鬱病だと言われて感じたのは納得と、一滴の安心。


療養し、卒業が1年遅れた。とても就職できる状態ではなく、それ以前に就職活動をする心身の余裕がなかった。ついでに言えば病院でも就労困難レベルと言われた。


幸運にも、私は「お勉強」ができた。学部の成績も良かった。真面目で神経質な性格のおかげだ。そもそもこの性格も、鬱病の一因なのだけれど。

感謝すべきことに、親もそこそこの経済的余裕がある。しかも学歴重視の親だ。これも鬱病の原因の一つだと言われたが、今は素直に感謝しよう。


そんな訳で私は大学院に入り、2年間の療養期間を得た。体調を管理し、薬の助けを借りれば、週の半分程度の外出も可能になった。なんとか研究もできている。


まだ将来のことを考えられる状況ではない。

でも、考えることは色々あるので、ここで吐き出させてもらおうと思う。