鬱病患者の大学院生

とりとめのない思考の掃き溜め。

鬱病、カミングアウト。

一昨日、高校時代の友人と出掛けてきた。2日ほど眠りこけて、やっと少し回復したところだ。

一昨日は昼に合流して、とりあえずランチ。食後にさりげなくジェイゾロフトデパスを飲んでいたら、「それ何の薬?」と直球で聞かれた。

私はもともと、あまり身体が丈夫な方ではない。友人や養護教諭にまで心配される程に食が細くガリガリ体型で、体調を崩しやすかった。ストレスで体調が悪くなることも多かった。高校時代も色々と薬を服用していた。貧血で鉄剤を処方されたときはよく、鉄剤で胃が荒れて食欲が落ちるから無意味だと、愚痴をこぼしていた。
そんな私に慣れている友人だから何の気無しに聞いたのだろうし、私も適当に誤魔化すことも出来た。

でも、「それ何の薬?」と直球で聞かれたとき、私も直球で答えた。
鬱病の薬」と。
友人は流石に少し驚いたようだった。私が学部4年のときに体調を崩して留年したことは友人も知っていたので、実はそれが鬱病だったと言ったら、友人も納得した。その頃、旧友たちとの接触も極端に避けていたから。
今は随分回復したが、まだ薬は必要なこと、外出できる日は限られていることも伝えた。
その後の友人の言葉が、私にとっては印象的だった。
「その薬、胃に負担掛からないの?」と。

上手く言葉に出来ないが、嬉しかった。「鬱病の私」ではなく、「私そのもの」を心配してくれている言葉だと感じた。

良い友人を持ったと、心から思う。